私は私自身の仕事をしなければならぬ

内容は雑多です。とりあえず差別主義者とかはお断り

功夫ではなく哲学が足りない

 やった。遂にやってやった。多大な期待を抱き12000円の特別版を買っていながらも3日目でありえないレベルの低レベルかつ低能な舐めてるとしか思えない1人用モードに絶望と怒りを覚え、以来連日呪詛を吐きながらも何とか楽しめないかと対戦仲間を見つけたり試行錯誤したのに悉く裏切ってきた稀代のクソゲーストリートファイターⅥをアンインストールしてやった。

 トドメになったのはスパイファミリーとのコラボでした。とにかくこのゲームはコラボがふざけている。発売前のベビースターラーメンから気付くべきだった。頑張って何とか知った人と限定で遊べるようになっていた昨年9月にやって来たのがきのこたけのこ投票。マジでCAPCOMのアホはこれが面白いと思ったの?幼稚なネットミームじゃん。スプラトゥーンならまだ子供向けのゲームだから納得できるが、このゲームはどう見てもそうじゃない。いくら若返りを狙っても30代以上がメイン層のはずだ。なのにきのこたけのこ!しかもこれは告知が春麗とジュリで、未だにジュリのセクシュアリティをボカシているくせにちゃっかり百合狙いはするあまりにも不誠実なクィアベイティング付き。舐めんじゃねえよ。俺はテメーらにムカつきすぎてマジでこの2人のカップリング二次創作小説書いたんだぞ。それでフレンドになってもらった方には本当に申し訳ないがもはや起動する気にもならず、それでもなんとか遊べないかと一縷の望みを託し残していたのにスパイファミリー!なんの共通点があるんだよ?これがオーバーウォッチワンパンマンと組んだのなら分かるよ。Le Sserafimもゲームにすり合わせてcoolな雰囲気でコラボしてたのでとても気に入ってた。だがコイツは流行りに乗っかっただけな上にやっつけとしか見えない。ソシャゲや荒野行動のテキトーなコラボと一緒。ニッチなりにもジャンル最古参にして最大手がこんなものでいいと思っていやがる。お前らは格ゲー界最大の面汚し、ジャンルの品を損なう破壊者でしかない。大体新作が出る直前なんだから鉄拳とコラボしてお互いを高め合うような図式にすれば盛り上がっただろうが。リュウとケンみたく。ああ、こいつらはもう用済みなんだっけ?ルークとか言う没個性な上にろくに話も書いていないモブ野郎を出すために。

 これは節操ないコラボとも重なるのだが、自分がこのゲームに憎悪を抱いた最初で最大の原因である1人用モードワールドツアー。前にも書いたと思うのでくどくどとは延べないが、この段ボール人間やルンバや冷蔵庫が襲い掛かり一般人にスクリューぶち込んで喧嘩を売るオープンワールドもどきの世界設定。あれはどういう層に向けたものなん?その前にこのゲームは一体どういう方向性にしたかったの?発売前はグラフィティを前面に出しキャラデザもリアル寄りで対象層は高くシリアス目に感じた。スト2世代のプレイヤーを呼び戻したいという発言もあったし。だけどやってることは小学生低学年向けのようなひたすら軽薄で幼稚なノリ。スト2時代なら武骨で硬派、ストゼロならアニメ調でポップ、スト5なら原点回帰とそれぞれカラーがあったのに、これは全然一貫した特色が見えない。その上、本作を通したまともなストーリー(あのクソゲーが本筋とか言わんよな?)もないので芯となるものがない。世界観がない。更に言えば作り手の拘り、哲学を感じない。あるのはただ人と金が集まればいいという有象無象ソシャゲ的な"サービス"だけ。洗練させることより宣伝を重視。格ゲーマーという奴らは対戦さえできればなんでもいいのだろうが、自分は本来このシリーズのゲーム性が合っていないのに世界観とキャラの魅力に惹かれてやっていたので、世界観を完膚なきまでに破壊したこれは史上最悪のクソゲー以外の何物でもない。ふざけんなクソプロデューサー松本脩平!

 最後に付け加えると本格的にハマったのは5でジュリを使い惚れ込んだからだったが、6のジュリはクソ寒い公式二次創作漫画やらでマスコット化され、しかも格好はまるで90年代に逆行したが如きエロ同人誌素材のような酷い媚び人形に貶められて今や視界に入れるのも嫌。今やジェネリック不知火舞と呼んでる始末。5の思い出は残っているがその貯金もいつ尽きるやら。今ギルティでキャラは苦手だが使ってて面白いというだけで気に入ってるエルフェルトにお気に入り度で抜かれるのも時間の問題だろう。SNSのバズばっかり狙っているベガよりも邪悪なセンスのない連中に殺された。可哀そうな奴。

へへっ、萌えたろ

ブログをすっかり忘れていた。ジュリ春麗のカプ小説書くの面白すぎるんですけどーー!?一体こんな歳で何をやっているんだという冷静な思いをぶっちぎる欲望の熱さ。もっと若い頃にハマっていたら世間体すら気にしない今以上の痛々しさを見せてたかもしれない。もっともこれを書くようになったきっかけはストⅥ公式に対する激しい憤りなので、喜ばしいことかというと微妙なとこなんですが。普通に消費者でいたかったよ。しかしあれですね。自分が10代の頃はKOFが大流行していて、京×庵に熱狂する女性のことを知ってはいても別の宇宙の出来事のように感じていたのですが、いざ自分がジュリと春麗にハマってみると分かり味がありすぎる。もしかしてあなたたちは心の同類なんじゃないの?ダイアナ・バリーなの?そんな感じです。宿命のライバルは愛ととても近しい。ジュリ春麗の場合はカプ、好敵手、親友、疑似姉妹という風に膨らませられる関係性の余地が広くてそこがまた面白い。自分は加えてもう一つユニークじゃないかなと思う関係を盛ってます。ここは眩いアメジストの鉱山。しかもジュリの場合は一応公式が少し匂わせてるわけで、まるで的外れな妄想をばら撒いている気持ちは比較的少なくて済む安心感。とは言えヘタレ公式が明言化することは期待しておらず、どうせ撒き餌にされるだけでしょうがね。先日から大荒れしている公式ヅラしながら盛大に梯子を外した水星の魔女みたくされるくらいなら想像の余地に委ねられた方がマシ。

 

こんなものを書いていますが自分は同性愛者ではないので、百合を書くことには妄想の痛さ以上に常に後ろめたさがあります。実体験などもちろんあるわけないので、優秀なフィクションなり本を参考にして妄想にしてもそれっぽさを増せるよう努力してて(なのであまりに欲望があけすけな展開は考えても除外してる)、たかが二次創作でもポリティカルコレクトネスはできる限り意識して内容に馴染むように取り入れようと試みています。キモいなりに真剣にはなりたい。自分の領域外だからこそ、ただの搾取にはならないよう心掛けないと理解者ぶった差別者という最悪の存在になってしまう。こういう理解者ぶった差別者って、トンチキジャパンを消費するような国外国内の人達とも通じることで、面白がることの弊害について考える。

アン・シャーリーに俺はなる

ストリートファイター6が心底憎んでいるワールドツアーを抜きにしてもマッチングエラーばかりで対戦すらまともにできなくて相変わらず全く好きになれず1ヵ月の戦いを経て疲弊しきり遂にスト5に戻り始めた。本命格ゲーはギルティギアストライヴ。思いっきり愚痴を書いてやろうかと思ったが、そんなものを人に長々と読ませるのも気が引けるし、書いてても面白くない。なのでここは公式への反抗心と自分の心を癒すために書き始めたジュリ主人公の二次創作について書きます。内容については死ぬほど恥ずかしい妄想恋愛小説なので詳しくは語らないのですが、最初は自分のためだけに単なる妄想シチュエーションと台詞をChatGPTで出力していただけだったのが、段々とAIでは不満足を覚えるようになり思い切って小説執筆アプリをインストールして、時系列を整理し物語背景もちゃんと統一して形にしてくんです。そうやって2話ほど書いたらいずれ細々と公開したい欲求も芽生えてきて、描写をもっと肉付けさせたいし、話自体も少しは妄想度を減らしたくもなりより真剣に考え始めて超楽しい。ここ1年ほどギターを練習して最近はヘッタクソな絵の練習も始めて創作行動に火がついてた中で更なる波が来た。『海が走るエンドロール』風に言うならイカダのようなボロ船を出す覚悟ってやつが生まれてきまして、キャラクターへの思い入れが原動力になるのは『メタモルフォーゼの縁側』的。何だ、最近触れた作品から既に兆候があったんじゃないか。映像研もある。最強の世界!

 

二次創作とは言え元々薄い設定から更にエッセンスを抽出して話を作るので自分で補完しなければならないことが多い。しかし私の心には想像力の女王がいる。赤毛のアン・シャーリー。辛いこともほとんどの人なら見過ごす平凡に感じる風景も類まれな想像力で輝く世界を作り上げてきたアンがいる。幸いにも私は薄っぺらいオタク様と違ってフィクションからとても影響を受ける人間なので、アン引いては作者のモンゴメリには及ぶはずもないが物語の可能性は強く信じるよ。書いてる小説の内容はアンではなくルビー・ギリスの書くような妄想ロマンスですが、ダイアナみたいに話に困ってすぐ登場人物を殺すようなことはしないから安心して。殺して感情を動かすようなのは好かんので。

 

最後にアンシリーズについて。児童文学のイメージが強いですが、原作を読まずにほぼ忠実な高畑勲のアニメを見ただけでも非常に深く政治・宗教・文化といった社会背景までもが描かれていて、実のところはアン以上にマシューとマリラ兄妹が手違いでやってきた何の役にも立たない孤児のアンを引き取って愛し愛されることで孤独だった2人の魂も救われる様子はむしろ大人にこそ響くものが多いと言えます。それと男性像で言うとマシューとギルバート。死ぬほど女性、特に若い人が苦手なのに無償の愛をアンに注ぎ、必要な時には無言で行動できる、それでいて評価を求めたりもしない。弱者男性とか言ってる下劣な奴らとは雲泥の差。利他的になれる。ギルバートも不用意な発言で5年くらい憎まれるのに、行った侮辱をずっと謝罪し続けられるその精神は現実で女叩きを生き甲斐にしてる連中を見てるとあまりに眩い。このクソみたいなネットに汚染されている中で本作を読むのは心が洗われる。少女時代の1巻でこれほどなので、成長していく続編以降は更に大人の文学としての味わいを増してて、映像化されてなく知名度は低い続編こそ読むべき。自分もまだ5巻までで最後までは読んではいないのですが、なるべく早く最後まで行きたいものです。

Life is Strangeの話。つまりはクロエ・プライスというエクセレントな奴

ねえ、ストⅥ君!もう君に多くを望まない。頼むからまともに対戦させてくれ。全然マッチしないんだけど。マッチしてもプラチナとか出てくる。捨てゲーはしないけど心が死んでいく。海のように深いジュリ推しを持ってしても限界ってのはあるんだよ。現実逃避で本命のギルティとはまた別にキングオブファイターズ15を少し真面目にやり始めた。そこですかお別れです!のゲーニッツさんが無料で追加されたのがあるが、あまりKOFをやってなかった自分が本作に興味を持ったのは15における重要な新キャラ イスラ。チリのグラフィティアーティスト。SNKも多少は今の流れを見ているのか、女キャラなんかエロくて乳がたっぷんたっぷん揺れてりゃいいんだよーな今までの傾向とは違い演出は上品な感じで男性オタクのリビドーのために存在するキャラという感じがしなくて気に入ってます。しかし最高の点は青い髪でグラフィティが特技の不良少女。声優はLynnさん。これにはあるキャラクターを思い出さずにはいられない。Life is Strangeのクロエ・プライスを。私の心に爪痕を残した最高のキャラクターです。

 

クロエはマジにヤバかった。最初は「アメリカの女子高生の話ねえ」とそこまで惹かれてたわけじゃないのだけど、ちょっと相手をしないとすぐ拗ねる癖に自分は平気でこっちを振り回す気分屋で、威勢はいいが高校デビューの元優等生なので全然強そうじゃない下妻物語のイチゴみたいな素敵な奴。マックスが写真家として確かな才能を持ってるのに対して、クロエはアマチュアレベルでしかない平凡さ。客観的に見るなら特筆するところはない脇役のような存在。なのに彼女の平凡さは逆に等身大の人物として果てしなく現実世界と似たゲーム世界でリアリティを持った人物として強い印象を残す。そうなると年甲斐もなくクロエに感情移入をしてしまいまして。あの間違った運命の世界で安楽死を頼まれた時の気持ちは忘れられない。固まった。そしてできなかった。恨み言を言われても、今から修正する世界だと分かっていても命は奪えなかった。それだけのことをやったのに最後の決断は犠牲にするしかなく、何度プレイしてもそれ以外はない。主体的に物語へと引き込まれ、そして自分で決断を下せるのがゲームという媒体の強み。これがあるから普段「ゲームなどアヘン」と言いやめたいと思いながらもやめられない理由なのです。



LGBTQ+のストーリーを真剣に追い始めたのもこの辺からじゃないかな。最後のキスするは即決だった。1作目はまだクロエのセクシャリティには含みを残していたけれど、前日譚のビフォアザストームでほぼ疑いがなくなり、トゥルーカラーズのDLCで完全にレズビアンとして描かれる。このストーリーが来るんだよ。ステフがかつてクロエと行ったプライドパレードを思い出すのだけど、その時クロエが協賛してる企業などに向けて言った「こんな時だけあなたたちの味方ですみてえなツラしやがってよ」が刺さる。自分も理解があるようなツラはしているけど、当時者じゃないのでどれだけ真剣味を抱けているのか?本当のところ良いツラをしたいだけじゃないのかという気持ちを抱いてて、百合消費してるのもありここにはフィクションから殴りつけられる感覚を味合うこととなった。当事者じゃない身としてはフィクションで完結させず現実に生きる人たちの生活や権利獲得に関心を持ち微力でも協力しようとしないならば、「こんな時だけ味方ヅラしてる」奴でしかない。これもクロエが、引いてはLife is Strangeシリーズが真摯に社会を映そうとしているからこそ抱けた感情。優れたフィクションは人の思考や行動を変え得るのだ。フィクションに影響を受ける人間なんかいないと言ってる感受性の欠如したクソバカには永遠に分からない。

 

それにしてもジュリは最高だって話

もうそれほどストⅥの悪口を言う気はなくしばらくして大して話題にもならなくなれば普通にやっていると思うのだが、ギルティの控え投手的なポジションを覆すのは難しく完全にジュリを動かすためだけのゲームとして存在しそう。他のキャラ全く興味ないからな。使うどころかストーリーすらどうでもいい。奴らの考えることだ。どうせ取るに足らない幼稚な内容に決まっていると思うくらいには信用がない。ジュリと関わりの深い春麗くらいは気にする。

 

ここまでジュリにハマったのは何なのか。自分がストリートファイター以外で主にやってる対戦ゲームはオーバーウォッチギルティギアでそれぞれお気に入りキャラはいるのだが、OWにはD.va、メイ、ソンブラ、アッシュ、ギルティにもイノ、ジオヴァーナ、テスタメントと複数お気に入りがいるのに対してストリートファイターは完全にジュリ一強。初登場したストⅣの時から認識はしてたけど、その時は春麗キャミィにちょっかいかけるキム・カッファンを正反対にしたエロい女くらいのイメージしかなかったんよね。それがセールで買ったストⅤでどうにもザンギエフが限界で変えたくて、ちょうどOWで韓国人キャラのD.vaを一番使っており、しかもその頃韓国語の勉強を始めてたのでノリで使ってみるかくらいの勢いで開始。そしたらⅣとは随分変わっててまずコスチュームが良い。位置付けはセクシーなキャラなのにデフォルトのライダースーツからして肌露出は高くないのが気に入った。体のラインがくっきり出てるのに下品さを覚える人もいるだろうが、それは自分には許容範囲。一番大好きなのは比較的露出のある戦闘服で、これも下品さを感じさせないスポーティーさでセクシーより先にカッコいいが来る。そこが素晴らしい。ストⅥが気に食わないのにジュリのデフォルトコスがすぐにオッパイはみ出そうなヘンテコなやつなのもあります。ストⅥ作った奴らはジュリのことを肌露出要員と思ってんのかよ。ふざけやがってよー

 

キャラクターも最高だ。どん底の世界で泥をすするように生きてきたのだから勝たなければ全て崩壊する。だから設定的には強い方で傲岸不遜で、負けたらとても惨めな気持ちにさせられるので使ってる身としては頑張りたくなる。難しくてもモチベを掻き立てさせるキャラクター性。それだけで最高に素敵な奴だったが、「コイツ台詞の節々から絶対春麗のこと好きだよな」と気づいてからは留まるところを知らない春ジュリの世界に沈む。DCコミックのハーレイ×アイビーとライフイズストレンジのマックス×クロエと並ぶ推しカプとして刻み込まれてしまった。公式カプである他の二組と違って微妙に匂わせてるだけの非公式なのが更に飢餓感を煽る。

 

こんなことばかり書いてると百合萌え野郎の戯言みたいになるので補足すると、ジュリの最大の魅力は叛逆精神にある。親をベガに殺され犯罪組織の殺し屋に堕ち、それでも飼い犬にはならず復讐の機会を伺っている。クソ男によって奪われた尊厳を取り戻さんとするその姿には現実の人々が共鳴し得るものがあるのではないか。ストⅤでユリアンへの勝利台詞にある王や神なんか踏みつけてバカにしてやろうという権威への反抗が輝かしい。このブログ名の元ネタである尊敬する金子文子の精神をジュリに感じる。だからコイツが好きなんだし、ワールドツアーの幼稚でふざけた世界観でジュリを語られるのが我慢ならなかった。あんなのでなく真面目なストーリーでジュリが改心してふてぶてしさは保ったまま弱者を食い物にする悪党を倒すキャラになったら最高なんだけどなーそしてやっぱりジュリを変えるのは共通点が多い春麗であってほしい。それをやってくれたらカップルにならなくてもいい。

 

格闘ゲームの新規アピールに思うこと

いきなりだがここしばらくストリートファイターⅥにブチ切れてた。格闘ゲームとしてはすっごく面白いのだけど、1人用として作られたワールドツアーが許せなかった。大元のゲームプレイが浅くて退屈なのはまだ良いにしても、段ボール被った人間が襲い掛かりルンバと戦うウケ狙いとしか思えない幼稚な世界観を「これがストリートファイターです」と自信満々に出してきやがったことが、キャラクターの魅力とそれを支える世界観を支えに格ゲーやってる自分には怒りしかない。これの前にはホライゾンゼロドーンやってたんだよ。機械獣からルンバて…あんな高尚なものを求めては勿論いなかったがそれにしてもね。アンインストール寸前になるほど怒り狂ってた。それについては散々Twitterで吐き出してるからここでそんなに書きはしない。ちょっと冷静になって考えたのはストⅥのみならず今時の格ゲー界が意識してる新規層開拓のアプローチについて。

 

新規開拓を悪いとは思わない。ストⅥもワールドツアーはともかく、簡単操作のモダンモードは良い考えと思った。だがモダンモードって、自分はクラシック操作しかできないから全然やってないのだけれど、ボタンが少ないのでできることは減るし1ボタンで必殺技が出せる分威力も低いのよね。コンボもアシストコンボってのがあるみたいだけど、そんなオートコンボに高火力が用意されてるとも思えなくて、すぐに壁に当たりやしない?KOF15の小パンコンボもCPU相手にやる分には良いだろうが対人には果たしてどうだろうと思った。伸びしろがなければ辞める人は多い。極めればモダンでも高度なコンボをできる人はいるのだろう。でもそんな人はクラシックにも対応できそうで、それなら火力の高いクラシックやった方がマシとなるのでは。モダンとクラシックで条件がフェアに感じられない。本当に新規開拓を考えるのならクラシックを廃止してモダンオンリーにするくらい思い切らないと一時的な人口増加にしかならないんじゃないかな。どうにも昔ストゼロにあったオートガード機能などと同じ道を辿りそうな気がしてならない。中途半端な開拓。

 

自分が良さを近頃再確認している新規アピール方法はギルティギアストライヴ。前作に引き続きメインストーリーは長編アニメーションを見るだけ。演出はパワーアップ。それで世界観とキャラクターの魅力を打ち出します。テスタメントやブリジットでこれまで格ゲーがフォローしてなかったセクシャルマイノリティ層にも本気でアピールして興味を広げる。だが、これまでよりはシンプルになってても依然難しく敷居は高い。そこは努力してください。この姿勢の方がむしろ好ましく感じられた。格ゲーは今のフォーマットを続ける限りニッチさからは脱却できない。でもニッチなのは悪いことじゃないし、敷居が高くても広く受け入れられることが可能なのはフロムゲーが明らかにしてる。簡単にすれば新規プレイヤーが増えると安易に考えるのはちょっとプレイヤーを侮ってると思うよ。ある程度の基礎力をつけさせられた上でジャックオーやケイオスや飛鳥みたいな高難度キャラにも挑戦させられるわけです。まあ、自分はこの3人一生使える気がしませんが。

 

以上、勢いだけでブログまで作って綴った感想。腕前はヘボなので全然的外れかもしれません。あと開設動機となった不満莫大なストⅥですが、ジュリ激推しの春麗×ジュリカプ超ガチ勢なのでこれが公式化されると態度を大転換させます。チョロくてすんません。